革製品になりますと、染み込み易い素材も多くございます！

 

自分なりに気をつけて使っていても、雨染みやそのほかの液体が染み込んでしまった経験、ございませんか？

そんな染み跡を無理に取り除こうとすると、革の表皮を傷めたりしてしまう場合がございます。

また、表面に薄く乗せてある塗装膜を侵してしまう事もございます。

これも、表面的な劣化具合で変わってまいりますし、どのような表面加工がしてあるかによって変わってきます！

 

このような場合のシミ跡を洗浄クリーニングで改善できると思えば、そのようにお受けいたします。

改善できないと思えば、染め直し（塗装）修理にて隠ぺいしてあげるしか方法はございません！

そんな革製品の修理・修復・染め直し　専門店　　革研究所でございます。

 

 

皆様　おはようございます、革研究所　名古屋東店の陶山（すやま）です。

 

今回ご紹介させて頂く商品は、グッチ【GUCCI】のオーストリッチ素材の長財布です。

長年の黒ずみが蓄積し気になってきたと言う事で、どうにかならない？と、ご相談頂きました。

香水等の匂いのあるものは、一度洗浄クリーニングをしてから、シミ跡を修復していく方法をお薦めさせていただきますが、今回は「この黒ずみをどうにかして」とご要望頂きましたので、オーストリッチ革表面を修復していきました。

お財布の中はそのままで！と言う事で、お色や艶を財布の中に合わせ修復していきました。

 

Before	After

オーストリッチ独特のクイルも再現し、修復させて頂きました。

表面的な汚れや油分をクリーニングし、内側の革色を参考にお色を作成し、下地となる表面を作っていきました。

その後少し風合いを付けるために、染めていきました。最後にクイルにお色を入れ艶を調節していきました。

 

今後同じようにならないよう、オプションではございますがトップコート（防汚加工）を施させていただきました。

いかがでしょうか？

 

 

内側のお色と１００％同じようにはいきません！

使った感じを再現するのが一番難しいです！こちらは、ご理解頂ければと思います。

 

その他にも、エナメル修理・ソファー修理も承っております。

まずは、施工事例を見て頂ければ幸いです。

 

それでは、ご連絡お待ちしております。

革研究所の陶山でした。