【Dior】 パテントレザーバッグ変色修復!ブランド文字も残す技術

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エナメルバッグ修理とっして、ディオールエナメルバッグ変色黄ばみを修復した事例です。べたつき・色移りなどが気になる方も、是非ご覧ください。
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サッカーワールドカップ、惜しくもベスト8とはなりませんでしたが、PK戦までもつれ込むというドキドキの展開でしたね。日本代表のみなさんには、感謝と興奮をありがとう!と伝えたい、どーも三浦です。

さて、ドキドキと言えば、バッグなどエナメル製品を長い間押入れなどにしまっているみなさんも、是非ドキドキハラハラしながら、久しぶりに出して確認してみてください。もしかしたら、たいへんなトラブルが待ち構えているかもしれませんよ。

トラブルがありました際は、レシッズがお力になります!お気軽にご相談下さいね。

それでは、前回の続き、「エナメル」ってなに?シリーズ その3「エナメル」のトラブル

エナメルレザーの特徴である光沢は、「革の表面に樹脂が厚くコーティング、加工されている」からなのですが、残念な事にこの樹脂がトラブルを招いてしまいます。樹脂とは、主にウレタン樹脂が使われているようです。実は、このウレタン樹脂、経年劣化は避けられない、経年劣化しやすいという特性があります。(経年劣化とは、時間の経過によって品質が低下することをいいます。)光(紫外線)、熱、水分、空気、大気ガス、化学薬品、カビ、皮脂、汗などの外部からの複合作用により、化学分解され劣化が進行します。分解による劣化は、エナメルレザーの製造直後から始まるとも言われています。ですので、使っていても、使っていなくても劣化は続くよ、どこまでも・・・なのです。特に、高温多湿な日本では、気を抜くと劣化が進行してしまいます。いかにウレタン樹脂の劣化を遅らせるかがカギとなります。

経年劣化症状としては、

・変色 ・ベタつき、ベタベタ ・ひび割れ ・はがれ ・光沢のくもり ・白ボケ ・カサカサ  などなど

特に代表的なトラブルは、

「変色」

エナメル膜は無色透明(一部色付きもあります)ですが、徐々に黄変していきます。特に、革面の色が淡い色のものは目立ちやすく、濃くて暗いものは分かりにくいです。紫外線以外でも、温度や湿度によって変色する事がありますし、汚れや水分をそのまま放置していても変色やシミの原因になります。防虫剤などの化学薬品にも気をつけた方がよいです。また、ウレタン樹脂は、色素を転写、吸収してしまう特性(色移り)もありますので、隣のバッグや靴とくっつかないように収納しましょう。赤や黒色のバッグの内袋の色素、レシートや広告などのインクも色移りしますので、気をつけましょう。

「ベタつき」

空気が停滞していて、湿度が高いところ(押入れや引き出しなど)に長い間保管しておくと、ベタつき、それ以上にベッタベタになってしまう事がよくあります。これは「加水分解」という水と反応する化学分解です。劣化を進めてしまう大きな要因になるので、しまいっぱなしは避けましょう。雨の日に使い、長時間濡れたままで放置し、ウレタン樹脂に水分が多く含まれたままでいても、加水分解がおき、劣化の進行につながります。また、バッグの持ち手だけベタベタするという時は、皮脂や汗が劣化の原因の可能性があります。猛暑の車中に長い間の置きっぱなしにも気をつけましょう。光や熱によってベタつきが発生する事があります。

「ひび割れ」

特に多いのが、靴のアッパー部分(履きジワ)とバッグやお財布の折れ曲がり部分。革とウレタン樹脂の異素材の組み合わせによって、物理的劣化もおこります。革とウレタン樹脂の収縮差によって疲労的破壊がおこり亀裂が入り、酷くなると、ウレタン樹脂が割れた時に下の革も一緒にパックリ割けてしまいます。また、屈曲部分以外でも、寒さや乾燥により、ひび割れが生じる事があります。

このように何かとトラブルを起こしやすいエナメル製品ですが、できるだけそんなトラブルとは”おさらば”したいですよね。

長くなってしまったので、エナメル製品の使用方法やケア、収納方法は次回に!





では、本日の施工事例の紹介です。今回ご紹介させていただく修理事例は、ディオール【Dior】のレディディオールのMサイズ、パテントレザー2WAYバッグです。今回も、という位たくさんの修理依頼をいただいております。元のお色は、ファスナーの口元の革をみますとグレー系だったと思われますが、写真のように黄色く変色してしまっておりました。ここまで変色するとは、ビックリしますよね。お色を黒(ブラック)にカラーチェンジしたいとのご希望で、修理させていただきました。変色以外は、特に目立ったトラブルはありませんでした。黒色に染め替え、エナメル加工いたしました。

それでは、レディディオール パテントレザー2WAYバッグを黒色にカラーチェンジしました、修理・修復(リペア)のビフォーアフターのお写真をご覧ください。

BeforeAfter
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ファスナータイプのレディディオールは、ファスナー口元がスムースレザーになっております。また、チャームの中のパテントレザーの裏面もレザーになっており、Christian Ⅾior(写真参照)の箔ロゴが入っております。レザー部分も黒に合わせ、カラーチェンジいたしました。もちろん、ロゴもしっかりキレイに残させていただきました。ファスナー布地部分も黒色に染め替えております。

いかがでしょうか?





キレイに黒色(ブラック)のレディディオールとして生まれ変わりました。

黒色にカラーチェンジしたことで、またグレー系とは違うファッションの楽しみ方ができますね!

このように、革製品、エナメル・パテント製品、ソファ―などのトラブルが起きた時は、諦めずに、是非わたくしどもレシッズ(Le.sits)にお気軽にご相談くださいね。

ピンチがチャンスになるかもしれませんよ!!!

レザーリペア&家具修理のレシッズ(Le.sits株式会社) 店名:レシッズ

総合お問い合わせ フリーダイヤル 0120-134-939

〒442-0064 愛知県豊川市桜ケ丘町63-3

平日10:00~18:00 土・日休み(祝日は営業日あり HPカレンダーをご確認ください)

商品を撮影いただき、ホームページ LINEバナーより入り、お友達になっていただき、商品写真をお送りください。もしくは、HP内にあります、「注文&見積 受付」よりお入りいただき、ご入力ください。

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※バッグ・財布・お靴などは、角度を変え、複数枚のお写真をお送りください。

※ソファ修理・椅子修理はお写真が必須となります。その理由として、革の劣化具合により、お直し方法が全く異なってしまう為です。修理方法が異なるとなれば、その分修復費用も違ってきますので、多めにお写真をお送りください。

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修理価格や注文方法など、詳しくはホームページをご覧ください。
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